WORKPLACE, WORKSTYLE TDC SOFT Inc.

DETAIL

CREDIT

PROJECT
オフィス移転プロジェクト
PROJECT MANAGEMENT
株式会社ディー・サイン
INTERIOR DESIGN
株式会社ディー・サイン
YEAR
2023年
PHOTO BY
Nacása & Partners Inc.

INTRODUCTION

創業60年を超えるシステムインテグレーション企業として知られるTDCソフト株式会社。

クライアントのオフィスに常駐勤務する社員が多いため、「帰ってきた」と実感できるオフィスが求められていました。我々はサーベイ結果およびヒアリングを踏まえて、出社価値を最大まで高めることを意識し、ワークプレイスの改革を実行していきました。

CONCEPT

プレゼンエリアを中心に、熱量とイノベーションを創出。
階層/部署別のヒアリングを複数回行い、現場の声を引き出しながらボトムアップ式にイノベーションを起こしやすいオフィスづくりを目指しました。

プロジェクトの肝となったのは、オフィスの中心部に配置した「プレゼンエリア」。
ヒアリングの際、出社の目的として多かった研修やセミナーに着目し、社内プレゼンテーションをドラスティックに演出するステージを計画しました。その場の熱量やコミュニケーションのエネルギーがオフィス全体へ伝搬するイメージを描いています。

移転先は歴史的価値のある九段会館をリニューアルした九段会館テラス(東京都千代田区)。訪れた人が「創業60年の歴史や信頼」と「イノベーティブ精神」を感じられるよう、来客フロアは重厚感のある素材や先鋭的な形を用いて、デザインしています。

STAFF COMMENT

赤沼 百生

伝統と革新。デザイン面でも、ユーザーの使い方においても、時間軸にフォーカスしたプロジェクトになりました。新しいコミュニケーション&新しい働き方へ、場が背中を押してくれる&アフォーダンスしてくれる。そんな場をつくれたことを嬉しく思っています。

沼尾 知哉

社員の方の一体感や帰属意識、熱量を創出できる場を追求しました。プレゼンエリアの意匠や設備は、特に検討を重ねたポイント。プレゼンエリアという機能性を保ちつつ、熱量が高まる場として存在すること、そのどちらも妥協することなくデザインしました。

麻谷 和生

その場にいる人がどう感じ、考えるのか。オフィスユーザーの視点でとことん考え抜くことが課題でした。環境は、周囲との関係性や行動・意識に大いに作用します。あらゆるシーンを想定しながら、細部のデザインに至るまで配慮を重ねました。

中島 生幸

要件をまとめる段階で、若手から上層部まで幅広い層へヒアリングを行い、徹底的に現場の声を集めることができました。次世代を牽引する若手社員にとって、より一層モチベーションが上がるワークプレイスをつくるために検討を重ね、実現に向けてプロジェクトを進めました。

レセプション。歴史を感じさせる重厚な石のマテリアルと、未来感のあるシャープなデザインの受付台が特徴。

窓の外には素晴らしい景観が広がるラウンジエリア。ウォールナットやタイルなど異素材を掛け合わせ、リッチかつ、くつろぎを感じるタイムレスなデザインに仕上げた。

明るい景観が広がる、休憩や食事ができるコラボレーションエリア。

プレゼンエリア。普段はオープンミーティングやカフェとしても使用できる。エレベーターホールから執務エリアに向かう動線上に位置している。

プレゼンエリアのランウェイ。ステージに向かう高揚感を演出する。

ステージから見たプレゼンエリア。腰壁上部の間仕切りは開閉式で、用途に応じて、内と外のつながりを選択できる。

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2023年10月に完了した本プロジェクトは、施主であるTDCソフト株式会社のワークプレイス(オフィス)/ワークスタイルについて、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメント及びインテリアデザインを担当したプロジェクトです。