広大なエリアをまるまる一新するという貴重なプロジェクトで、丁寧にヒアリングを重ね、バイオフィリックデザインを始めとする様々な提案をすることができました。私たちの提案からお客様の働き方にも変化を起こせたと実感しています。
10年の歩みを継承し、新たな挑戦を促すオフィスへ
ソフトバンクのグループでICTサービスにおける中核企業であるSBテクノロジーの本社リニューアルプロジェクト。その広さはワンフロアで1800坪にもおよびます。10年前に移転をお手伝いした私たちですが、「これまでの歩みを継承しつつ新たな挑戦を提案したい」との想いが実り、再び伴走させていただくこととなりました。
同社のビジョンにおいて「多様な働き方と挑める環境」と示すとおり、大きく変化した働き方に適応するとともに、コミュニケーションとイノベーションを生みだす場を目指し進化が求められました。継承するものと新たに生み出すもの――私たちにとっても挑戦の連続でした。
オフィスの役割はコミュニケーションとイノベーションを起こす場。
ワークエリアは、フリーアドレスを導入した執務スペースのほか、働き方に合わせた新たなスペースとして「イノベーションエリア」、「カフェ/イベントエリア」、「ウェルネスエリア」を設置。以前のオフィスでコミュニケーションエリアとして外周を彩ってきた「グリーンベルト」が、それらのエリアの間を縫うように浸食し、新たな形状へと進化しました。
執務スペースは部署ごとのグループアドレスの基点となり、好みの席でワークできるだけでなく、「グリーンベルト」を行き交う社員との柔らかな接点も期待できる作りに。
ダイナミックなウォールアートや地面から生えたようないきいきとした植栽で、まるで一つの大きな公園のようなインテリアを実現しています。
広大なエリアをまるまる一新するという貴重なプロジェクトで、丁寧にヒアリングを重ね、バイオフィリックデザインを始めとする様々な提案をすることができました。私たちの提案からお客様の働き方にも変化を起こせたと実感しています。
仕組みづくりからサポートしたやりがいのあるプロジェクトでした。有機的につながるグリーンベルトと同様に執務スペースの中でも曲線を意識した最もチャレンジングな案を採用いただきましたが、オフィスが快活な雰囲気に満ちていると伺い、とても嬉しいです。
ウェルネス及びイノベーションのエリアデザインを担当しました。壁のない広大なオフィスで大事にされているつながりを意識しながら家具、植栽、照明にまでこだわることができ、非常に勉強になりました。
2024年8月に完了した本プロジェクトは、施主であるSBテクノロジー株式会社のワークプレイス(オフィス)について、株式会社ディー・サインがインテリアデザイン(設計)を担当したプロジェクトです。
オフィス
1,000坪〜
IT・通信
再びお手伝いさせていただき光栄でした。直線をなくし有機的なつながりを意識して生まれ変わったオフィスでは、かつての静寂さはなくなり活気ある音に包まれました。10年を経てその進化を体感でき、感慨深い思いです。