AMUSE INC.株式会社アミューズ

エンターテインメント企業特有の多機能性を実現したビル一棟フルリノベーションプロジェクト
総合エンターテインメント企業、アミューズの東京オフィス移転プロジェクト。山梨県・西湖への本社移転をご一緒した縁で、今回も引き続き伴走させていただきました。
四半世紀にわたって拠点とした渋谷から、青山・骨董通りへ。レンガタイル造りの歴史香る建物に新たな風を吹き込み、再構築していきました。同社が重視したのは、全社員が集い、自然と語らえる空間、アーティストが快適に過ごせる空間、そしてオフィスと同じ建物で日々アーティストが使用できるダンスレッスンスタジオでした。
「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」という同社の企業理念に共感しながら、そこに集う人の心を震わせる空間づくりを目指しました。
「街区=ストリート」を施設内に作り出し、外壁に使われる素材や街灯を思わせる照明を配置することで、屋外のような開放感を演出。壁面には、既存のブロック塀をそのまま活かし、歴史ある趣を残しながら、新たな空間を作り上げました。
社員用ラウンジには、アンティーク家具と最新の家具を組み合わせて配置。骨董通りという立地にふさわしい“懐かしさ”と“新しさ”の調和に加え、空間演出と機能面の両立を実現しています。
オフィス全体としては、取材等の撮影も想定し、どこを切り取っても絵になる演出性を重視しました。
執務エリア内の社員用ラウンジ。構造壁で壊せない壁をうまく活用したスペース。
ラウンジ。
ラウンジ。
取材対応を想定した、アーティストルーム。
裏路地でストリートダンスをするような雰囲気の、ダンスレッスンスタジオ前ラウンジ。
ダンスレッスンスタジオ内部。照明のカラーを自由に変えることで様々な演出が可能。
ラウンジと繋がった、広々とした屋上テラス。
見通しを優先し、間仕切りを設けないオープンオフィス空間。
2024年12月に完了した本プロジェクトは、施主である株式会社アミューズのワークプレイスおよびワークスタイルについて、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当したプロジェクトです。
オフィス, ワークスタイル
1,000坪〜
広告・メディア
限られた時間の中で、意匠面と機能面を徹底的に追求しつつ、クライアントが大切にするエンターテインメント性と向き合ってきました。その結果、ビル設備含めたフルリノベーションだけでなく、ジェンダーレストイレの構築やカーリフト、ターンテーブルの入替など、未経験の領域にチャレンジすることができ、自分自身のスキルの幅を広げる貴重なプロジェクトとなりました。