「環境が変われば行動が変わる。行動が変われば意識が変わる。」ディー・サインがいつも大切にしている考え方を体現できたプロジェクトだったと思います。プロジェクト進行中は、運用のしくみや場所の使い方など、細部に至るまで社員の方々の声に耳を傾けることに徹しました。プロジェクトマネジメントの立場として考えることと利用者の立場に立って伝えることの違いや、伝える際の表現を強く意識しました。これら2つの視点を持ちながら、プロジェクトを行うことが私たちの役割だと改めて実感できました。
NIPPON SHOKUBAI CO., LTD.株式会社日本触媒

単なる空間の構築を手掛けるだけではなく、実現に至るまでの細かな情報共有や意思疎通プロセスを考えながらつくりあげたプロジェクトです。例えば、本プロジェクトを通してよりオフィスへ愛着を感じてもらえるように、工事期間中に壁面をペイントするイベントを社員とその家族向けに開催。また、
固定席からフリーアドレスへ完全に移行する前段階に、試行期間を設け体験してもらうことで、計画から実現までのプロセスにおいて「変化を楽しむ」
ことを意識的に実行しました。
私が経験した中でも、群を抜いて働き方の変化が
大きいプロジェクトでしたが、竣工後は働く人の服装にも自然と変化が見られるほど、意識改革にもつながった実感が持てました。より良い結果を生むには、プロセスを含めたすべてが大切だとあらためて実感しました。