同時に複数のプロジェクトが進行していたため、クライアントのみなさまには多くのご判断をスピーディにお願いする必要がありました。 設計者・施工者のみなさまと頻度高くコミュニケーションを取らせていただきながら、クイックに選択肢を整理してご提示し、スムーズに意思決定いただけるよう心がけました。
我々が2008年の本社オフィス移転をお手伝いしてから10数年。その間も共に伴走し、時代の変遷やコロナ禍を経たワークスタイルの変化に向き合ってきました。そして、この度新たな働き方を踏まえ、大半のフロアをリニューアルしました。
統一のコンセプトのもと、複数の設計者がそれぞれエリアを分けて担当、我々が全体のプロジェクトマネジメントを行う形をとり、オフィス稼働を続けながら、約2年に渡り改修を行いました。
社員1人ひとりが、もっと自由に、楽しく、クリエイティビティを発揮できる場所へ。より出社したくなる環境へ。
リニューアルを機に、コロナ禍前に導入しはじめていたABWを本格導入。ワークスタイルに合わせて場所を選べるよう、組織ごとに異なる業務特性も考慮しつつ、設計者と綿密にプランニングしながら“出社したくなるオフィス”を目指しました。
特に意識したのは、交流が生まれやすい動線設計です。社員が気軽に集えるカフェやイベントスペースを設置。コミュニケーションスポットを充実させたり、収納をスリム化して空間を有効に活用するなど、運用のアップデートにつながる環境づくりをしています。
同時に複数のプロジェクトが進行していたため、クライアントのみなさまには多くのご判断をスピーディにお願いする必要がありました。 設計者・施工者のみなさまと頻度高くコミュニケーションを取らせていただきながら、クイックに選択肢を整理してご提示し、スムーズに意思決定いただけるよう心がけました。
オフィスを稼働させながら改修を進める場合、実際に工事が完了して運営してみると、当初とは別のニーズが明らかになることもあります。そうしたなかでも、その都度微調整を重ね、アイデアを出しながら最善策へ導こうと努めました。より良いオフィスにするためにはどうすべきかを、常に考え続けたプロジェクトでした。
2024年2月に完了した本プロジェクトは、施主である株式会社 博報堂のワークプレイス(オフィス)について、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当したプロジェクトです。
オフィス
1,000坪〜
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構想段階から携わり、全体最適と部分最適のバランスを念頭に、プロジェクトすべての統括役を務めました。先々の変化への柔軟性も兼ね備えた、博報堂さんらしい新オフィスへのアップグレードを、お手伝いできたと思います。施主および個性豊かな設計者の皆さま、そして多くの施工関係者さまのご尽力に感謝です。