WORKPLACE Valuence Holdings Inc.

DETAIL

CREDIT

PROJECT
オフィス移転プロジェクト
PROJECT MANAGEMENT
株式会社ディー・サイン
DESIGN DIRECTION
SUPPOSE DESIGN OFFICE株式会社
INTERIOR DESIGN
株式会社乃村工藝社
YEAR
2023年
PHOTO BY
Kenta Hasegawa

INTRODUCTION

ブランド買取を行う「なんぼや」、ブランド品等のBtoBオークション「STAR BUYERS AUCTION」などの運営に携わり、国内外でリユース事業を展開するバリュエンスホールディングス株式会社のオフィス移転プロジェクト。

オフィスの機能や働き方が変化したことに伴い、品川から移転。より一層企業ブランディングの強化を狙い、表参道の新築ビルに入居する流れとなりました。

CONCEPT

アートを身近に感じる刺激的なブランド拠点。
日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に参画するダンスチームを所有することから、来客フロアの中心にダンススタジオを設計。ダンスチームの練習風景や各所に飾られたアート作品が、オフィスを訪れる人や働く人のモチベーション、クリエイティビティを刺激するオフィス空間を目指しました。ダンスやアートが持つエナジーを伝えるギャラリー空間と見立てたつくりとなっています。

カギとなったのは予算とスケジュールのコントロールで、クライアント、デザイナー、工事担当者それぞれと連携を図りながら、この場を使うすべての人が満足できるようプロジェクトを進めました。例えば、ダンサーにも満足してもらえるよう、練習スタジオに足を運び、床の素材感や跳ね返り、遮音性などについても詳細に調査。ダンサーにとって重要なスタジオの床材なら複数パターンを用意し、スムーズに意思決定ができるようパターンごとに金額や納期などの情報をそろえた状態で打ち合わせに望みました。

空間全体はモノトーンを基調とし、ダンスやアートがより引き立つ空間へ。居心地の良いオフィス空間とアート性の高いコンセプチュアルな空間が調和するオフィスが完成しました。

STAFF COMMENT

北浦 絵里子

本プロジェクトでは、意匠的に美しく、かつ機能的にも不足なく完成へと導く事が重要でした。そのために、意識したのは「良い着地点を見つける」ということです。できることが限られるなかで、「何を最優先にするのか?」を問い続け、クライアントをはじめ関係者各社が優先順位を判断するために、様々な面からサポートをしました。制約がある中で、高難度の事に挑戦をする。その成果が得られた印象的なプロジェクトとして手応えを感じています。

中島 生幸

何かを決める際に、妥協なく選択肢を提示したことがこのプロジェクトのポイントだったと思います。コミュニケーションコストを最小にしながらも、品質としては最良の選択ができるように尽力しました。一つひとつの細かな積み重ねが、働く人々やダンスチームの勝利に少しでも貢献できていれば嬉しく思います。

来客応接エリア。来客者からもダンススタジオが見える。

ダンススタジオ。ダンスの練習風景もアートに見立てたデザイン。
意匠的なバランスと機能性の両面を追求し、照明は、調光・調色システムでダンスに合わせて調整できる。

ダンススタジオ内。壁面に沿って360度カメラを埋め込んでおり、プロモーション素材の撮影にも活用されている。

研修室。

会議室。

モノトーンを基調にしたボードルーム。

執務エリア。

執務エリア。アート毎に適した照明計画を行っている。

社員用カフェスペース。

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2023年4月に完了した本プロジェクトは、施主であるバリュエンスホールディングス株式会社のワークプレイスについて、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当したプロジェクトです。