経営陣からクリエイターまで、幅広い意見に耳を傾けたプロジェクトでした。それぞれの思想や願いをデザインに落とし込み、実現のための試行錯誤を繰り返しました。結果として、社内外の人々をつなぐ“交点”として、会社の顔となるような場が構築できたと思います。
Nasta Co.,Ltd.株式会社ナスタ


“繋ぐ”を意識した、交点となる場

部門間のコミュニケーションをアップデートしたい──そんな想いから、このオフィス構築プロジェクトは始まりました。私たちはプロジェクトマネジメントを通して、「仕事の進め方」や「組織の関係性」、そして「会社のあるべき姿」を、少しずつ、輪郭を描くように整えていきました。
オフィスは14階の執務エリアと、1階のLabで構成されています。 Labフロアでは、ハードウェアエンジニアの採用というもうひとつの経営課題に応えるべく、「プロフェッショナルを生む居場所」として、デザインを深めていきました。
14階は「部門を超えたコミュニケーションが自然に生まれる場」として。
1階は「革新を生み出し続け、育てる場」として。
この二層構成によって、社内のつながりを強化しながら、製品開発の最前線を支える“加速装置”として、オフィスの在り方そのものを再定義しました。
1階のLabは、元店舗という空間特性を活かし、外部からの見え方にも細やかに配慮しています。意匠と機能の両面から、「働くことが誇りになる場所」が生まれました。
経営陣からクリエイターまで、幅広い意見に耳を傾けたプロジェクトでした。それぞれの思想や願いをデザインに落とし込み、実現のための試行錯誤を繰り返しました。結果として、社内外の人々をつなぐ“交点”として、会社の顔となるような場が構築できたと思います。
天井高を生かしたLabフロア。
奥行きのある細長いフロア形状を活かして、来客空間、執務空間、ブレイク空間と使い方の流れを演出している。
開放感のある来客会議室。
窓からの採光を活かしたラウンジ空間。
Labと執務空間が横並びになるが、遮音性を意識した設計となっている。
シックな雰囲気でブランディングを意識した壁面ロゴ。
オフィス
〜300坪
メーカー
組織として、営業・管理・デザイン・エンジニアリングーーそれぞれの居場所を確保しながら、交わる機会を場としてどのように増やすか。アフォーダンスの考え方を取り入れ、実現したプロジェクトになりました。