入社後、初めて実務として携わったプロジェクトでした。クライアントの要望をそのまま形にするのではなく、その背景や目的を踏まえ、クライアントや関係者と対話を重ねながら進めるプロセスを学ぶことができました。社員が自然と集い、つながりを生み出す空間になっていれば嬉しいです。
Terumo Corporationテルモ株式会社


グローバル本社のビジョン実現を後押しする"働きがい"と"つながり"のある空間

日本発のグローバル医療機器カンパニーであるテルモ株式会社。今回の東京本社オフィス移転プロジェクトは、次の10年、20年を見据えたグローバル企業としての本社機能強化を目的としています。設計するにあたり、我々は事前ヒアリングを通じて、目指したい『良い仕事のあり方』への進化を空間としてどう表現すべきか探りました。その結果、「BCPの機能強化」、「社員一人ひとりのウェルビーイングを向上するためのABW」、「対面でのコミュニケーションやコラボレーション活性化によるイノベーション創出」など、複数の要素が求められていることが明らかになりました。 これらを後押しする空間になるよう、社員同士の交流が自然と各所で発生し、循環される全体構成にしました。
新たなオフィスは、東西に配置された吹き抜けと螺旋階段が特徴的な2.5フロアの空間です。イノベーション創出の鍵となる部門を超えた交流を促すため、ふたつの吹き抜けを軸にコミュニケーション活性化目的のワークカフェエリアを設けました。社員が自然とオフィス全体を回遊できる動線をつくり、コミュニケーションが生まれる仕掛けを随所に配置しています。一方で、個人ワークエリアは採光に恵まれた窓側にレイアウト。静かに集中できる環境を確保することで、個人作業の質を高めています。デザインテイストとしては、コーポレートカラーである緑色を植栽で効果的に取り入れ、アースカラーでまとめることで落ち着きのある快適な空間となっています。個人の集中力とチームの協働力、その双方を最大化する空間設計により、イノベーションを後押しする場となっています。
入社後、初めて実務として携わったプロジェクトでした。クライアントの要望をそのまま形にするのではなく、その背景や目的を踏まえ、クライアントや関係者と対話を重ねながら進めるプロセスを学ぶことができました。社員が自然と集い、つながりを生み出す空間になっていれば嬉しいです。
東側の吹き抜けにある「SUNRISE CAFE」。自然光を取り込み、屋内にいながらガーデンのような明るく開放的な雰囲気。
ワークカフェエリアには様々なコミュニケーションを想定した機能を持たせており、大型モニターを配置。勉強会などイベントスペースとしての活用を想定。
横幅が広く取れないスペースはレイアウトの工夫により、ファミレスベンチとモニター付き半個室を配置することで活発なコミュニケーションを誘発。
オフィス4か所に配置しているコミュニケーションエリア。社員自身がどこにいるか視覚的に分かるよう、絨毯の色をそれぞれ違うブランディングカラーを取り入れている。
西側の吹き抜けにある「SUNSET CAFE」は、東側とは対称的にダークな色味で落ち着いた印象にデザインされている。
執務エリア。より集中力が高まるよう、窓際にレイアウトしている。
オフィス
1,000坪〜
メーカー
我々はクライアントの中長期的な経営戦略の実現や、課題を解決するためのオフィスデザインにこそ価値があると考えています。完成後にオフィスに訪ねた際、思い描いた狙い通りにオフィスが使われている様子を伺い嬉しく思いました。