LINE Digital Frontier Corp.

DETAIL

社員が集いたくなるオフィス移転プロジェクト

CREDIT

PROJECT
オフィス移転プロジェクト
PROJECT MANAGEMENT
株式会社ディー・サイン
 高井誠
 中村桃代
 竹村武宣
 渡部滉太
 伊豫本沙紀
INTERIOR DESIGN
株式会社ディー・サイン
 沼尾知哉
 麻谷和生
 後藤里帆
REAL ESTATE
株式会社FaMil
 近藤陽一
YEAR
2025
PHOTO BY
Koji Fujii / TOREAL Inc.

INTRODUCTION

「LINEマンガ」をはじめとするサービスを提供するIT企業、LINE Digital Frontier株式会社。今回はじめて独立した新オフィスを開設するにあたり、私たちは入居先の選定から、プロジェクトマネジメントや設計デザインまで一貫してサポートしました。クライアントからの依頼は「もっと社員が出社したくなるオフィスの実現」でした。その背景には、他部署との交流機会の創出や、テレワークでは生まれない偶発的なコミュニケーションを活性化させることで、事業をさらに加速させたいという強い意志がありました。私たちはその想いに寄り添い、クライアントのデザインチームと協業しながら進めました。LINE Digital Frontierを、いかに社内外へブランディングしていくのかという視点を大切に、丁寧なコミュニケーションと緻密なデザインで完成させたプロジェクトです。

CONCEPT

全体のデザイントーンは、IT企業の先進的な印象を与える洗練された無機質なデザインで統一。 「コンテンツは進化し続けるからこそ、それを生み出すオフィスは無駄を削ぎ落した、時代に左右されない空間にしたい」そんなクライアントの明確な意向をデザインの隅々まで反映しています。一方でオフィスの機能は、レセプションエリア・カフェエリア・執務エリアの3つに分け、それぞれの役割を明確にしてレイアウトしました。レセプションエリアは会社の顔となる場所。LEDサイネージの設置方法を工夫して、サイバー空間のなかでブランドに没入する感覚を演出しました。カフェエリアは、社員の憩いの場となるようにシンプルながらもリラックスできる工夫を随所に。そして執務エリアは、社員一人ひとりが自分の作業に集中できるよう、デスクのサイズからパーソナルスペースの確保まで緻密に計算して設計しています。こうして、統一されたシンプルなデザインの中に明確な機能分化を実現することで、社員が「出社したくなる」オフィス空間を実現しました。

STAFF COMMENT

中村 桃代

約10カ月で2フロア900坪を超える広さのオフィス移転を行う、タイトなスケジュールのプロジェクト。だからこそ、限られた時間のなかでスムーズに意思決定をしていただけるように、分かりやすい提案・丁寧で緻密なコミュニケーションを心がけました。プロジェクトマネジメントと設計のどちらも当社が担ったことで、円滑に進んだ印象もあります。結果的に、意匠面、機能面ともに細部までこだわることができ、「行きたくなるオフィス」の実現につながったと感じています。

VIEW MEMBERS
渡部 滉太

プロジェクト全体を通して「お客様の納得感」を重視しました。工事業者の選定から細かな作業の一つひとつまで、すべてクライアントと一緒に考えながら進めました。各業者からの提案内容を丁寧に掘り下げ、情報を整理し、まとめた上で提案することで、クライアントに納得して選んでもらうことができたと思います。すべての工程を妥協することなく全力で行った今回のプロジェクトは、難易度が高かった分、やり遂げたことが自信につながりました。

沼尾 知哉

独立した新オフィスを構えることに強い想いを持つ経営陣から、大きな期待を寄せられたプロジェクトでした。何度もディスカッションを重ねながら、社員の出社率を上げたいという大方針を実現するために、クライアントとともにレイアウトを練り上げていったことが印象に残っています。各チームがそれぞれの視点で最善をつくし、丁寧にコミュニケーションしたことで理想の形に辿り着きました。

VIEW MEMBERS
麻谷 和生

想いが強いクライアントだからこそ、要望されたことをそのままカタチにするのではなく、デザインとしてどう反映するか、働きやすさとどう折り合いをつけるかに注力しました。シンプルな構成・少ない素材のなかで、建築的な収まりやディティールの作りこみまで丹念に。また、クライアントのプロジェクトチームや社内のプロジェクトマネジメントチームにも、情報をなるべく共有し、齟齬が生まれないように円滑なコミュニケーションも大切にしました。

VIEW MEMBERS

社員が集うカフェエリアには、インナーブランディングを意識した超大型LEDサイネージを設置している。

(左)シンプルで素材感が際立つ空間に、形状やテクスチャーの違う家具をさまざま配置することで遊び心を演出。
(右)憩いのスペースには、植栽を多く配置しリラックスできる工夫を。

天井は敢えてスケルトンにすることで、白いシンプル空間のオフィスにラフさを加える空間設計に。

カフェテリア部分は憩いの場であることを意識しながらも、IT企業の先進性を感じさせるデザインを施している。

執務エリアは一人ひとりのスペースを一般的なサイズよりも広く確保し、集中できるように調整。日当たりのいい場所には一息つけるようにソファを。

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2025年8月に完了した本プロジェクトは、施主であるLINE Digital Frontier株式会社のワークプレイス(オフィス)について、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメント及びインテリアデザインを担当したプロジェクトです。

CATEGORY

オフィス

SCALE

301坪〜1,000坪

INDUSTRY

IT・通信

OTHER PROJECTS
その他の実績

  • Boost Capital Co.,Ltd.
  • LINE WORKS Corp.
  • A major financial services company
  • Peblo
  • iGRID SOLUTIONS Inc.
  • DOGAN, Inc.
  • AMUSE INC.
  • Cohen & Steers Japan Limited
  • The Kiyo Bank, Ltd.
  • Blombo
  • Chlorella Industry Co.,Ltd.
  • SB Technology Corp.

経営戦略から、ワークプレイスをデザインする。

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