工事のフェーズから参画し、初の実務としてプロジェクトに向き合いました。多くの関係者の方と調整を重ねる中で、現場ならではの視点や対応力の大切さを実感。現場で得た学びを今後の糧にしていきたいです。
A major pharmaceutical company某大手製薬会社


有機的ゾーニングで社員をつなぐ、リノベーションプロジェクト

大手製薬会社のイノベーション創出拠点をつくるリノベーションプロジェクト。以前のオフィス移転を担当したご縁から、今回も引き続き伴走させていただきました。社会の変化に伴う“働き方”を再定義するために始動したプロジェクト。ハイブリッドワークを前提に、外部や社内他部署とも一体感を得られる“イノベーション創出の拠点”の構築を目指しました。出社とリモートワークが混在する前提でのアップデートを段階的に進めるリニューアルの第一フェーズとして、まず役員フロアから着手しました。お互いの距離を縮めるため、物理的・心理的な壁をデザインで解消することによって、コミュニケーションの活性化を図りました。
本フロアは、役員エリアと全社員が利用できるコミュニケーションエリア(カフェ機能)が共存する空間です。分けるのではなく、つなげる。そのうえで、落ち着いて働ける距離感も守る。 相反する要素を両立させるために、境界を“シームレスに切り替える”デザインを核としました。エリアを直線的に区切るのではなく、有機的なラインで視覚的な境界を描き、両者の間にバッファゾーンを設置。ブランドデザインにもある“ダブルウェーブ” 格子の重なりで表現したルーバーを採用し、視線を程よく遮りつつ光と人の気配を通す機能美を実現しています。色や素材はブランドガイドラインを参考に、デザインの細部や家具の選択にまで落とし込むことで、インナーブランディングに寄与。スケルトン天井に走らせた、ブランドロゴを想起させる大胆なラインもポイントです。
工事のフェーズから参画し、初の実務としてプロジェクトに向き合いました。多くの関係者の方と調整を重ねる中で、現場ならではの視点や対応力の大切さを実感。現場で得た学びを今後の糧にしていきたいです。
スケルトン天井には、ロゴを想起させる大胆なラインを施している。
役員エリアとコミュニケーションエリアの間にある“ダブルウェーブ”のルーバー。視線を適度に遮りつつ絶妙な距離感を確保している。
窓際には、個別のワークスペースを配置。コミュニケーションエリアながらルーバーの設置により集中できる空間に。
丸みのある什器や多様な家具を配することで快適性を高め、偶発的な対話が自然に生まれる空間に。
ブランドカラーを素材や家具に落とし込んだ、居心地のよいカフェスペース。
床・天井・家具のラインをあえて統一せず組み合わせることで、空間に躍動感と独特のリズムを与えている。
役員スペースには、機密性の高い会議ができる個室や集中できるワークスペースを用意。
2025年6月に完了した本プロジェクトは、施主である某製薬株式会社のワークプレイス(オフィス)について、株式会社ディー・サインがインテリアデザイン(設計)を担当したプロジェクトです。
オフィス
1,000坪〜
クライアントのブランディングイメージや世界観が社内に浸透するよう、オフィスの随所にブランドを想起する工夫をちりばめました。クライアントが想定していたオフィスススタンダードをただ当てはめるだけでなく、クライアントが持つイメージを深く理解し合い、再解釈しながらディー・サインらしい提案ができたと思います。