WORKPLACE Hakuhodo Institute of Life and Living

DETAIL

CREDIT

PROJECT
オフィス移転プロジェクト
PROJECT MANAGEMENT
株式会社ディー・サイン
INTERIOR DESIGN
I IN inc.
YEAR
2023年
PHOTO BY
Tomooki Kengaku

INTRODUCTION

40年以上にわたり生活者研究を続けてきた、世界にも例のないシンクタンク「博報堂生活総合研究所」のオフィス移転プロジェクト。
個々に研究し、メンバーと多くの議論を重ねることが価値創造につながる仕事のため、その議論が活発になるようなユニークさがあるオフィスを目指しました。

CONCEPT

書く・話す・考える。企業文化を象徴する空間。

ホワイトボードや付箋などにメモを取りながら議論する習慣が根付いていたことから、ミーティングスペースをオフィスの中央にレイアウトしました。

ミーティングスペースのインテリアカラーは、付箋でよく見るグリーンを基調としています。ロゴデザインをモチーフにした照明や、すべての壁面をホワイトボードとするなど、ミーティングスペースのデザインが、企業文化を象徴する造りになっています。
そのミーティングスペースを囲うように、執務席が配置されています。周囲の視線を感じてオフィスでの活動が阻害される事が無いように、高低差やパーテーション、収納などを効果的に活用し、それぞれの活動に専念できるよう配慮しました。

STAFF COMMENT

林 義輝

議論する空間をオフィスの中央に配置するという、大胆で思い切ったデザインが採用されたプロジェクトでした。我々は、オフィスユーザーの視点に立ち“働く場”としての機能性や心理的安全性が保たれているか、という点に配慮しました。そうする事で、大胆なデザインの背景にある“議論の活性化”、“個の活動への集中”を同時に実現し、クライアントにとって利用しやすいオフィスを目指しました。本プロジェクトを通じて、機能性や心理的安全性がきちんと担保できていれば、オフィスデザインの選択肢の幅が広がる、という事を実感しました。

ミーティングスペースの壁面はすべてホワイトボード仕様となっている。

執務スペースと中央のミーティングスペース。高低差をつける事で、執務スペースと目線が合わない為、議論に集中しやすい造り。

執務スペース。

取材用にも使われる大会議室。本棚には制作物が掲示されている。

開放感のあるラウンジ。

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2023年5月に完了した本プロジェクトは、施主である博報堂生活総合研究所のワークプレイスについて、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当したプロジェクトです。