WORKPLACE Money Forward, Inc.

DETAIL

CREDIT

PROJECT
msb Office Update Project
PROJECT MANAGEMENT
株式会社ディー・サイン
INTERIOR DESIGN
株式会社SIGNAL
YEAR
2023年
PHOTO BY
Nacása & Partners Inc.

INTRODUCTION

2018年に手掛けたオフィスをアップデートしました。リモートワークと出社を両立させていく中で、マネーフォワードが目指すべきオフィス像は「みんなが出社したくなるオフィス」でした。

そのために、チームや個人で働く意義を見つめ直し、多様な働き方ができ、出社したメンバー同士が知り合えて、コミュニケーションが生まれる場を提供することで出社体験の向上を狙いました。

CONCEPT

Connect “チームで働く”を追求したワークスペース

2018年に竣工した21階に加え、20階を増床したことで2フロアをつなぐ「Connect」というデザインコンセプトを掲げました。これには、空間を「つなぐ」という意味のほか、「人と人がつながる」「会社と社員がつながる」といった複数のメッセージが含まれています。

また、本プロジェクトの要はチームで働く体験そのものをアップデートしたことでした。チーム単位での出社を導入したことから、チームごとに島に分かれて、固まって座れるディスプレイを採用。デスクのデザインは、五角形や円形、勾玉型など、相手の顔が見えやすい形状を取り入れることで、チームの一体感を感じられる体験を生み出しました。

STAFF COMMENT

木村 恒希

本プロジェクトの成功の要因は、チームの心理的安全性向上を目指し”チームで働く”と定義づけたコンセプトが最後まで一貫された点です。オフィスで発生してほしい活動が揺らぐことなく明確化され、場の目的を強く共有できました。
結果として個人のホームとしてのチーム、チームのホームとしてのオフィスが完成しました。

鈴木 由糸乃

「チームではたらく」をオフィスでの活動に分解し、解像度高く検討を行ったことが特徴的です。
什器選定や1つの座席に持たせる設備について、「チームで座席を使用した際に、グループとしても各人としても利用しやすいか」という 軸を持って、施主・設計者とともに検証を重ねました。細部の利便性を追求する事が、オフィスでの働きやすさに直結する事を学んだプロジェクトでした。 

「Connect Area」の一部。対話やミーティングもできるオープンスペース。ロゴマークは社員参加型イベントで作られたもの。社員の手形で構成されている。

やぐら形状のバーカウンター。バーカウンターに立つ人を起点にコミュニティが広がる事を想定している。

執務室。チームごとに好きな場所を選んで働く。執務デスクの島ごとに予約制で使う運用をとっている。

機密性の高い業務を行うチームには、壁面で覆われたスペースも完備。壁面のグラフィックには企業のミッションやビジョンなどが反映されている。

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2023年3月に完了した本プロジェクトは、施主である株式会社マネーフォワードのワークプレイスについて、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当したプロジェクトです。

 

2018年に手掛けたオフィスはこちらからご覧いただけます。