WORKPLACE HAKUHODO CONSULTING INC.

DETAIL

CREDIT

PROJECT
オフィス移転プロジェクト
PROJECT MANAGEMENT
株式会社ディー・サイン
INTERIOR DESIGN
株式会社トラフ建築設計事務所
YEAR
2022年
PHOTO BY
阿野太一

INTRODUCTION

ブランディングやマーケティング、グローバル領域の課題に対し、戦略立案から実施までトータルでサポートする博報堂コンサルティングのオフィス移転プロジェクト。多様な働き方が広がるなか、社員同士が交流し、くつろげる、特別感のある居場所が求められていました。

CONCEPT

ビルの歴史を生かした“家族”のコミュニケーション空間。

丸の内の歴史と共に歩んできたRC造建物の1フロアを改修。元の躯体の表情を生かしながら、素材感のあるマテリアルを採用し温かみのある光でオフィス全体を照らすことで、リビングのような集いやすい空間を演出しています。

エントランスを抜けると、コールテン鋼で仕上げた円形の壁面が自然とオフィスへ導いていきます。フロアは開放感を保ちつつ3つのゾーンに区分けされています。それぞれのゾーンは働き方に合わせ、照明と家具の配置を考慮して用途に合わせた空間が構成されています。

中央のリビングスペースは足元を一段高くしてソファやローテーブルを配置、ユーティリティ機能も集約することで、マグネットスペースとしての機能を持っています。そのスペースの周囲には、パーソナルスペースを広くとった執務スペースやフリースペースを配置しています。

STAFF COMMENT

佐々木 栞

経営者が積極的にプロジェクトに参画し、思いを伝え続けた案件でした。描いているイメージとその意図は常に一貫性があったため、プロジェクトに関わる全員の判断がブレることなく、メッセージ性をしっかりと表現することができたと思います。

全予算のバランスの取り方や方向性を明確にすることなど、企業のトップと共にプロジェクトを進行する経験は、私にとってPMとして貴重な経験になりました。企業のビジョンを設計側としっかり共有することで、その後の「働く」を支える環境づくりができることを実感しました。

中央のラウンジスペースから見たフリーアドレスのスペース。一段高いラウンジスペースとは雰囲気を変えている。

円形テーブル+ユーティリティスペース。円形テーブルには「会社を家族と捉え、いろんなものをシェアする体験を大切にしたい」というトップの想いが込められている。

エントランスから見たラウンジスペース。人が集まる中心部には光源が見えるペンダントライトを設置。本棚に並ぶ書籍は月替わりで選書されている。

フリーアドレススペースの全体像。働き方によって場所を選べる。

円形のコールテン鋼が迎えるエントランス。ガラス面はカラーフィルムで開放感を残しつつ、気になる視線をケアしている。

執務エリア。上下に光が分散する照明機器を設置し、デスクを優しく照らすように設計。床はあえて質感をそのまま活かしている。

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2022年12月に完了した本プロジェクトは、施主である株式会社博報堂コンサルティングのワークプレイスについて、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当したプロジェクトです。