Microsoft Japan Co., Ltd.日本マイクロソフト株式会社
DETAIL
ビル自体は「旧38条認定」を受けた建物であり、改修にあたってはさまざまな制約に直面しました。既存の建物を活用するのは、ゼロからの設計・デザインよりも難易度が高く、天井や躯体に手を加えず、いかにして導線をつくるかが本プロジェクトの肝でした。
また、D＆I（ダイバーシティ＆インクルージョン）の観点を入れて、どんな人でも心地よく感じる空間を目指すプロジェクトとなりました。
グラフィックを生かした挑戦的なデザイン 。
「風車」、「風」、「椿」、「雲」、「花火」、「銀杏」という具合に、フロアごとに日本のローカルカルチャーを想起させるモチーフを選出しました。
既存のベースをできるだけ活用することが前提であったため、壁や天井の構造を生かしながら、グラフィックを活用したソリューションをメインとした改修を手掛けていきました。
階層ごとに異なるデザインが施されたエレベーターホール。
照明計画により演出された通路空間。
各フロアで異なるコンセプト、アーティストによるトンネル。
グラフィックにより躍動感・統一感のある空間に。
階層ごとに日本を想起させるデザインテーマを設定。
写真は「風」をモチーフにしたオープンスペース。
「椿」をモチーフにしたオープンスペース。
「風車」をモチーフにしたオープンスペース。
「銀杏」をモチーフにしたオープンスペース。
2022年6月に完了した本プロジェクトは、施主である日本マイクロソフト株式会社のワークプレイスについて、株式会社ディー・サインがインテリアデザインを担当したプロジェクトです。
オフィス
1,000坪〜
IT・通信
D&Iを実現するために音響や照明などのコンサルタントを交えたことで、デザインにより説得力を持たせることができました。「オフィスづくりは企業価値の創出でもあり、さらには優れた人材獲得のための武器にもなる」という価値観を、しっかりと表現できたと考えています。