30.Jan.2026 オフィスの休憩エリアとは?目的別に見る種類と活用事例を紹介
オフィスの休憩エリアは、単なる福利厚生としてではなく、社員の生産性向上やコミュニケーション活性化につながる戦略的な空間として、導入・改善を検討する企業も増えています。
本記事で扱う休憩エリアは、必ずしも「休憩専用」として設けられた空間に限らず、
業務や打ち合わせなどにも使われながら、休憩エリアとしても活用されているオフィス空間を含みます。
こうした前提のもと、オフィスにおける休憩エリアの考え方を整理し、目的別の種類や活用事例を紹介します。
目次
- オフィスの休憩エリアとは
- 休憩エリアと休養室の違い
- オフィスに休憩エリアを設けるメリット
- 目的別に見るオフィス休憩エリアの種類と活用事例
- 効果的なオフィス休憩エリア設計のポイント
- 休憩エリア導入のご相談はディー・サインにお任せ
オフィスの休憩エリアとは
休憩エリアとは、業務から一時的に離れ、心身をリフレッシュするための空間です。オフィスでは「休憩所」「リフレッシュスペース」「カフェスペース」など、さまざまな名称で設けられています。
一般的な休憩エリアは、法定休憩時間中の利用に限らず、業務の合間に短時間で気分を切り替える場としても活用されます。
オフィス内にこうした空間を設けることで、仕事と休憩を心理的に切り分けやすくなります。
休憩エリアと休養室の違い
オフィスの休憩エリアを検討する際、「休憩エリア」と「休養室」の違いを正しく理解しておくことが重要です。
この二つは似た言葉に見えますが、法令上の位置づけや目的が異なります。
一般的なオフィスの「休憩エリア」は、法令上の「休養室」とは異なり、設置義務があるものではありません。
なお、本記事で取り上げるのは、法令上の休養室ではなく、オフィス環境向上を目的とした休憩エリアです。
次章では、その具体的な種類や活用の考え方を見ていきます。
※事務所衛生基準規則により、すべての事務所に休養室の設置が義務づけられているわけではなく、従業員数や業務内容などの条件により判断されます。(出典:厚生労働省「事務所衛生基準規則」)
オフィスに休憩エリアを設けるメリット
集中力の回復・業務効率の維持
一般的に、業務から一時的に離れて休憩を取ることで、集中力が回復しやすくなる傾向があるといわれています。※1
オフィス内に休憩エリアを設けることで、社員が適切にリフレッシュできる環境を整えやすくなり、結果として業務効率の維持や向上につながる可能性があります。
コミュニケーションの活性化
休憩エリアは、部署や役職を超えた自然な会話が生まれやすい場所です。
日常業務では接点の少ない社員同士が交流することで、情報共有や関係構築のきっかけになるケースも見られます。
社員のエンゲージメント向上
休憩エリアは、企業の姿勢を伝える場の一つです。
日常的に利用される空間の雰囲気や居心地は、企業カルチャーを自然に伝え、社員のエンゲージメントにつながることがあります。また、採用活動の場面においても、オフィスの印象に残る空間になることがあります。
効果的なオフィス休憩エリア設計のポイント
休憩エリアは、設けるだけでなく「どのように使われるか」を想定して設計することが重要です。
主なポイントは以下のとおりです。
☑業務動線から離れすぎない場所に配置する
利用されにくい場所に設けると、形骸化する可能性があります。
☑執務スペースと明確にゾーンを分ける
仕事と休憩の切り替えがしやすくなります。
☑執務エリアとは異なる雰囲気をつくる
ソファや間接照明、グリーンなどを取り入れ、心理的な切り替えを促します。
☑利用ルールを整理する
飲食や会話の可否など、どんなふうに使ってほしいかを明確にし、誰もが心地よく使えるルールを整えます。
目的別に見るオフィス休憩エリアの種類と活用事例
オフィスの休憩エリアは、目的別に整理することで設計の方向性を考えやすくなります。
なお、以下で紹介する休憩エリアは「休憩専用スペース」だけを指すものではありません。
空間を用途で固定せず、集中・コミュニケーション・リフレッシュを状況に応じて切り替えられるよう、休憩にも活用されている多目的な空間を種類別に紹介します。
<オフィスの休憩エリアの種類>
☑雑談・交流型(カフェ・ラウンジ・プレイルーム)
社員同士の会話や交流を促すタイプ。開放的なレイアウトが特徴です。
☑ソロ回復型(半個室・リフレッシュブース)
一人で静かに過ごしたい社員向けの空間。短時間の集中回復に適しています。
☑インプット型(ライブラリスペース)
読書や情報収集を目的とした休憩エリア。落ち着いた環境づくりが重要です。
☑リセット特化型(仮眠スペースなど)
心身の回復を目的とするタイプ。仮眠用のチェアや簡易ベッドを設ける場合もあります。
雑談・交流型(カフェ・ラウンジ・プレイルーム)
特徴
・執務エリアから少し離れた場所に設け、自然と人が集まる空間として活用
・休憩だけでなく、短時間の打ち合わせや情報交換にも使われる
交流型は、部署間のつながりを生みやすい一方で、執務スペースとの距離感や音への配慮が設計上のポイントになります。
リンクトイン・ジャパン株式会社
詳細はこちらからご覧ください。
株式会社博報堂アイ・スタジオ
詳細はこちらからご覧ください。
アリババ株式会社
詳細はこちらからご覧ください。
ソロ回復型(半個室・リフレッシュブース)
特徴
・パネルや壁でゆるく区切った半個室型ブースを複数設置
・オンライン会議の合間や、業務の切り替え時に利用されている
オープンな休憩エリアと組み合わせて設けることで、社員の好みに応じた使い分けが可能になります。
株式会社プロティア・ジャパン
詳細はこちらからご覧ください。
インプット型(ライブラリスペース)
特徴
・業界誌や書籍を置き、業務に関連するインプットの場として活用
・一人用席を中心に配置し、静かに過ごせるエリアとして運用
単なる休憩にとどまらず、知識共有や学習文化の醸成につながるケースもあります。
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
詳細はこちらからご覧ください。
株式会社電通アドギア
詳細はこちらからご覧ください。
リセット特化型(仮眠スペースなど)
特徴
・短時間利用を前提に、利用時間やルールを明確に設定
・長時間利用を防ぎつつ、集中回復の場として運用
導入する際は、運用ルールの設計が不可欠となります。
コーヘン&スティアーズ・ジャパン株式会社
詳細はこちらからご覧ください。
マテリアルグループ株式会社
詳細はこちらからご覧ください。
休憩エリア導入のご相談はディー・サインにお任せ
休憩エリアは、どのタイプを選ぶかだけでなく、オフィス全体との関係性をどう設計するかが重要です。
オフィス全体の使われ方や企業の課題を踏まえたうえで、設計・レイアウト・運用まで一体で考えることが重要です。
ディー・サインでは、
- 企業ごとの課題整理
- オフィス全体を見据えた休憩エリア設計
- 導入後の運用を見据えた提案
を通じて、企業のオフィスづくりを支援しています。
オフィスの休憩エリア導入や見直しをご検討の際は、ぜひディー・サインへご相談ください。
出典一覧
※1 パーソル総合研究所/「はたらく人の休憩に関する定量調査」
→ https://rc.persol-group.co.jp/news/202501301000/?r_no=379





