[登壇情報]栃木県情報サービス産業協会主催の講演会に佐藤浩也が登壇しました
一般社団法人 栃木県情報サービス産業協会主催の講演会「攻めるワークプレイス!経営戦略・人事戦略の実践のために」にてDE-SIGNグループ 代表 佐藤浩也が登壇いたしました。
近年、働き方改革に伴う業務効率化や生産性向上が求められており、ビジネスシーンにおいては、オフィスの緑化が注目されています。最近では、オフィスグリーンやバイオフィリックデザインとも呼ばれ、注目を集めています。
ここでは、注目されている理由や導入効果・事例を紹介します。
オフィスグリーンとは、オフィス内に設置される植物のことです。
従業員が働く会議室やデスク周りなどのオフィス内に、観葉植物をはじめとするグリーンアイテムを設置することで、見た人へのリラックス効果や室内のイメージアップの効果をもたらしています。この効果は政府が推進する働き方改革に影響を与えると考えられており、従業員へのリラックス効果が職場環境の改善に繋がるとして、オフィスグリーンは企業で注目されはじめています。
オフィスグリーンによって緑化を実現することによって下記のような効果が期待されます。
◯ストレス緩和・リフレッシュ効果
植物が視界に入ると精神の安定を示すアルファ波が増え、血圧の低下と筋肉の緊張のほぐれにつながる。
脳内のアルファ波が増幅するため、心身ともにリラックスした状態になれるとも言われている。
◯インテリアのアクセントになる
鉢植えのグリーンをパーティションの代わりに使えば、空間に圧迫感を与えずに視界を遮る役割を持たせられる。
他にも、シンボリックなツリーをビッグテーブルの中心にレイアウトすると、ガラリと印象を変えることができる。
オフィスグリーンには本物の植物・フェイクグリーンのどちらを選ぶか、またその中でもどのような種類の植物を選ぶのか、その植物の環境として適しているのか、など判断することが多くあります。
本物の植物・フェイクグリーンの違い
まずはじめに、本物の植物とフェイクグリーンの違いについて説明します。
本物の植物とは、植木鉢に土を入れて植えられた、生きている植物のことを指すことが多いですが、本物の植物でもエアプランツのように生育に土が不要な植物もあります。
生きた本物の植物をオフィスに取り入れることで、成長の変化や植物の生命力を身近に感じられ、ストレスや眼精疲労の緩和などの効果は、本物の植物でのみ期待されると言われています。
ただし、生きている植物なので水やりや枯れ葉を取り除くなど、世話をする手間が増えるなどのデメリットもあります。テナントビルでは、本物の植物をオフィス内に置くことを禁止しているところもあるため、 事前にビル管理会社に規約を確認する必要があります。
フェイクグリーンとは、本物の植物そっくりに作られた、人工の観葉植物のことです。本物の植物を管理する余裕がない場合はおすすめです。水やりなどの世話が不要なうえに、ほこりを払う程度の管理で済むため、手軽にグリーンの美しい姿を保てることや、日当たりや空調を気にせずに天井・壁・床など、さまざまなスペースに設置できるほか、低コストでオフィスの緑化を実現できることがメリットとされています。
このように本物の植物とフェイクグリーンにはどちらもメリット、デメリットがあります。天井にはフェイクグリーンを取り入れつつ、机の上などの手の届く範囲には本物の植物を置く、などオフィスのスペースや状況に応じて使い分けることもおすすめです。
以前は固定席のみでしたが、コロナ禍を経てオフィスへの求心力を上げるために、オフィスでの働き方をアップデートする流れとなりました。各部門の繋がりが、クリエイティビティを発揮すると考え、オフィスグリーンを活用しながら エリアの境界をあえて曖昧にデザインし、執務室全体がゆるやかに繋がりつつも、それぞれの業務に集中できるオフィス空間としています。
https://design-inc.co.jp/projects/3769より写真を抜粋。事例詳細はURLにアクセス。
コロナ禍でオフィスのあり方が変化して行く中、在宅では感じられない集まる価値を体現するオフィスづくりを目指し、プロジェクトがスタートしました。
ただ働く場ではなく、人が集い、安らぎ、縁を結ぶための場が欲しいという期待に応え、都市において日常では体験できない思索の旅へ誘われる森をコンセプトに人類の知の集積である書が時と共に堆積し、樹と書が時の経過を刻む空間を表現しています。
https://design-inc.co.jp/projects/3391より写真を抜粋。事例詳細はURLにアクセス。
オフィスグリーンを取り入れることで得られる従業員のリラックス効果やオフィスのイメージアップの効果があります。ディー・サインではオフィスデザインにおいて、グリーンを多用した事例・実績が多数あります。単にグリーンを設置するだけではなく、その先に何を実現したいかを共に考えサポートいたします。オフィスグリーンを取り入れたいがどのように自社のコンセプトと合わせれば良いか分からない、運用はどの程度手がかかるのか見据えておきたい、そのようなお悩みがある場合はぜひディー・サインにご相談ください。