[掲載情報]SBテクノロジー株式会社が運営するWEBサイトに、取締役の今村剛が掲…
SBテクノロジー株式会社が運営するWEBサイトに、ディー・サインの取締役の今村剛と同社社長の阿多親市様との対談記事が掲載されました。
今回ご紹介するのは、仙台に拠点をおく株式会社ExPlay。
昨年12月末にオープンして以来、見学を希望する企業が相次ぎ、半年経った今でも多くの企業からの依頼がきています。一体その理由はどんなところにあるのでしょうか。
ExPlayのお仕事は、ゲームをはじめとしたサービス利用者からの問合わせを受けるカスタマーサポートにあたります。
働いているのは20代後半~30代後半の女性が8~9割、社員数が約160人。
現在も求人募集を積極的に行っているそうで、なんと求人倍率は15~16倍という、この業種では異例の競争倍率だそうです。
こんなにも人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
もともと2013年10月から、モバイルゲームを展開しているグリーの一部門として、仙台拠点での営業を開始していたのがExPlayの始まりだそうです。
2016年4月に法人化し、2016年末に増床、さらに大規模な改修工事を実施して、出来上がったのがこちらのオフィス。
入り口から先に見えたのは、大きな窓から明るい日差しが入る、オープンな空間でした。
正直なところ、カスタマーセンターの一般的なイメージからすると、こんなにワクワクした気持ちになれるオフィスだとは思っていませんでした。
どうして、このような環境をつくったのでしょうか?
「とにかく圧倒的な高品質、他社との差別化を目指しています。そのためにも、オフィスはクリエイティブな人材を育てる環境にしたいと思っていました。」そう答えてくれたのは、ExPlayの阿久澤社長。
「AIが発達し、効率化を求められる時代背景から、無駄を排除しコストをかけない傾向に陥る。そしてコミュニケーションの質が落ち、顧客がサービスから離れていく…そうなりかねない時代に来ています。ですが、私たちはそういった路線とは真逆の高品質を保とうとしてきました。メールのお問い合わせには、手紙を書くようにお客さま一人ひとりとコミュニケーションをとるようにしています。それを支えるのは、社員一人ひとりの感性ですから、オフィスでは、個人の持っているクリエイティブな側面をひきだす環境を目指したのです。」
ExPlayは、お客さまの問題を解決することをゴールとしている一般的なカスタマーサービスとは違い、“お客さまに感動をあたえる”、“より一層ゲームのファンになるような体験を提供する”ことをゴールとしているそうです。
「もし働く場所が殺伐とした環境だったら、お客さまに感動を与えるような会話を生み出すのは難しい」という社長の考えから生まれたスペースは、エリアによってそのタイプも様々です。
社員が“自分たちでオフィスをつくっている”という感覚を大切にしてもらうために、家具や雑貨もメンバーと一緒に選んでいます。
もちろんオープンな空間だけでなく、きちんとセキュリティが担保された執務エリアも用意されています。
こういったカジュアルな空間で勉強会を行うと、活発な発言が増え、初めて会った人同士でもリラックスして会話できる効果があるようです。
実際に研修等でグリーから月に20~30人訪れているようですが、訪れた人からは「ここでもう少し働いていたい」という、嬉しいコメントも多く聞かれるようです。
この空間で働くとなれば、汚い服装では出勤しづらいでしょうし、ふと“オシャレに気を遣ってみようか”という前向きな気持ちが生まれ、日頃気にしてこなかった細かいことに気を配る意識が、自然と芽生えてくるかもしれません。
単なるオペレーションではなく、クリエイティブな気持ちで仕事に取り組んでほしいというメッセージが込められたオフィス。
「日々の生活の中で美しいものに触れることが、細かなことに気がつく感性を育む。そして、それがクリエイティブな思考へとつながり、感動を生み出せる人間になれる」という社長の考え方が詰まった場所でした。
将来、世の中の困った声がExPlayのような考え方で解決されることが、この国のスタンダードになったら…、そう考えると嬉しい気持ちになる体験でした。
ワークスタイル / ワークプレイス / オフィス / 働き方 / カスタマーセンター / コールセンター
株式会社ExPlay
2016年12月
株式会社ディー・サイン
株式会社ディー・サイン
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