[掲載情報]MODERNLIVINGにNEXT 10 CHAIRSを取り上げてい…
ディー・サインが起案した「NEXT10CHAIRS PROJECT」をMODERNLIVINGに取り上げていただきました。
同じチームとして働く者同士、もっと深く理解しあおう!ということで、ワークショップを体験してみました。
みなさんは一緒に働く相手のことをどの程度理解していると思いますか?
メンバーは、何を大切にし、何が苦手で、どんな想いをもって働いているのでしょうか?
「ダイバーシティ(diversity=多様性)」
数年前は新しいことばでしたが、最近ではよく耳にするようになりましたね。自分と大きな違いが無いように見える相手でも、役割や年齢、思考が異なり、皆それぞれ得手・不得手があります。
チームに様々な個性が存在することは、多角的な視点をもたせ、個人では成し得なかったパフォーマンスを発揮することにつながります。
一方で、ひとりひとりがチームの存在意義やお互いの考え方を理解していないと、軋轢が生まれたり、進む方向を見失ったり、せっかくの多様な能力を活かすことができない結果に終わってしまうこともあるでしょう。
チームのパフォーマンスを最大限に発揮するには、共通認識をもち、お互いの考え方を尊重し、不足があれば補うという体制を確立することが重要です。
今回はワークショップを通して、チームのあり方を考え直してみました。
「単なる人の集まり」を「共通の目的をもって協力するチーム」に変えるワークショップを開催しました。
テーマは「チームのニックネームとロゴを作ろう!」です。このワークショップを通して、個々が仕事をするうえで大切にしている軸を共有していきます。口で上手く伝えられないことも、作業中に手を動かす中で直感的に伝えあうことが出来るのではないか、ということで今回は一緒にモノづくりをやってみました。
まずは、想いをカタチ化するプロセスについてファシリテーターから説明を受けます。
抽象的なニュアンスや想いを徹底的に言語化し、アウトプットします。うまく伝えられないと思っていたことも、単語を並べていくと見えてくるものがあるようです。
色や形が、相手にどんな印象を与えるのか、基本的な情報をインプットします。
はさみ・ペン・色鉛筆などを使い、実際に手を動かしてみんなでカタチにしていきます。
最後はそれぞれ作ったロゴに込めた想いをプレゼンしました。今後どんな活動につなげていくのかという部分に触れ、この日は終了です。
「制作作業をすることで仕事モードでなく、和気あいあいと話し合いができた」
「1つの課題に対して、各メンバーの考え方や思考回路の違いがわかった」
「このチームをどうしたいのか、何を目指すのか、さまざまな意見交換ができたし、共通認識を持てた」
「リーダー会議だけでは知ることができないメンバーの想いを知ることができた」
「色や形を通じて人にどういう印象を与えるのか、気づきになった」
と、こんな感想が聞こえてきました。総じて、毎日の仕事では見えてこなかった「〇〇さんってこんなこと考えてるんだ~」「◇◇さんってこういうことが得意なんだな~」といったメンバーの新しい一面を知る機会になったという意見が多く挙がりました。
また、個人がそれぞれ思い描いている働き方やライフバランスについても、ざっくばらんに想いを述べることができ、具体的な活動に向けて動き出すきっかけになったようです。
今回のワークショップの狙いは“上司からの投げかけに部下が応える”という一方通行のコミュニケーションではなく、個人個人がどう仕事と向き合いたいのかをフラットな立場で引き出し、直観的にカタチにするということでした。
日々の業務の中では伝えにくいことも、いつもと違った環境を用意することで、カジュアルに意見を出し合えたのではないかと思います。
自分たちのありたい姿を共有した今、日々の業務においてもそれを意識することができれば、ワークショップを行った甲斐があったといえるのではないでしょうか。
同じ目標に向かって共に進んでいく結びつき強いチームなんだとメンバーに意識づけし、それを継続していきたいと思います。
これからも、自分たちが体験・実験する活動を通して、成長していきます。
チームビルディング / ワークショップ/ 研修