[掲載情報]MODERNLIVINGにNEXT 10 CHAIRSを取り上げてい…
ディー・サインが起案した「NEXT10CHAIRS PROJECT」をMODERNLIVINGに取り上げていただきました。
東京・赤坂を中心にオフィスを展開する博報堂DYグループ。今回は5月にオープンした新拠点をご紹介します。
本社が入っている赤坂Bizタワーのすぐ近くに構えたこの拠点は、本社とは少し違う、新しいコンセプトでつくっている場所だとか。どんな場所なのでしょうか?
設計を担当された株式会社SIGNAL(シグナル)のデザイナーさんと共にご案内します。
受付の写真から気づいた方もいるでしょうか?
こちらのオフィスには、博報堂DYグループの企業が複数入居しています。しかもこちらは、このビルに入居している企業だけではなく、博報堂DYグループの社員であれば、誰でも自由に利用ができる企業内シェアオフィスなのです!
このプロジェクトは、入居企業が決定する以前から始まっていたそうで、入居する企業のモチベーションが上がるような空間づくりをテーマとしていたそうです。
グループ企業が使えるシェアオフィスのスペースを設けると、グループとしてのシナジー効果を生みそうな予感がします。一体どんなつくりになっているのでしょうか?早速見ていきましょう。
オフィスエントランスを抜けると、そこは明るい光が差し込む場所になっています。
まず目に入ってきたのが、カフェのように落ち着いた空間。雰囲気のあるハイカウンターがメインのカフェコーナーがお出迎えしてくれます。
カウンター内に見えるチョークアートは、博報堂DYグループの株式会社博報堂アイ・スタジオの黒板部の皆さんに書いてもらったものだそうです。
博報堂アイ・スタジオのオフィスに黒板塗装の壁をいくつも取り入れた結果、社内で黒板部というチョークアートを楽しむ活動がうまれたそうで、今回のオフィス新設を記念して、カウンター内の黒板に絵を描いてもらったというお話を聞きました。他のビルに入っているグループ企業と、こういった交流が生まれるなんて素敵なことです。
こちらのオフィスでは、最近のオフィスのトレンドをすべて取り入れたとのこと。使う人が様々な働き方ができるよう、タイプの違う空間をいくつも作り、どの空間も心地よい場所になるよう計画されたそうです。では、写真と共にご紹介していきます。
「窓際って気持ちいですよね。一番いいところをみんなでシェアしたほうが良いと思っていて、計画の最初の段階から窓側を歩き回れるようにつくろうと思ってたんです。」そう話してくれたデザイナーの言葉通り、大きい窓からの光を存分に感じられます。
ここまでご紹介してきた写真はすべて、窓側に面した廊下沿いにあるスペースです。
個々の企業が入居する部屋はそれぞれ用意しつつ、その周りにいろんな働き方ができるシェアオフィスとしての機能が散りばめられています。その全体がわかりやすいよう、MAPでご紹介しましょう。
広めの廊下を周囲にぐるっと作り、それぞれの空間を個性的に仕上げた結果、一つ一つが居心地の良い空間として成立しているようです。
歩きながら移動しているだけで、いろんな人と出会える可能性が高まり、偶発的なコミュニケーションが起こる。そんなきっかけが散りばめられていると感じました。
図面で見るよりも、実際には様々なタイプの空間を感じることが出来て、より広く感じることができました。入居した企業からすると、自分の部屋と心地よい庭のような関係性なのかもしれません。
空間を構成する素材は、むき出しの天井やアルミやガラス、コンクリートに木材など少しクールな印象ですが、おしゃれでちょっと変わった小物があることで、空間が明るい印象になっていました。会議室の前に設置された会議室予約状況表示システムも、スマートでおしゃれでした。さすが、クリエイティブな人が集まる博報堂DYグループ!至る所にこだわりを感じますね。
まだまだ紹介しきれないほど、色んなエリアが用意されている博報堂DYホールディングスのシェアオフィス。
企業間の壁を感じさせない、密なコミュニケーションが実現できる空間であり、そして沢山の良いアイディアが生まれそうな場所でした。
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株式会社博報堂DYホールディングス
2017年5月
株式会社ディー・サイン
株式会社SIGNAL 、コクヨ株式会社
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