[掲載情報]商店建築12月号にディー・サインが起案した 「NEXT 10 CHA…
2024年11月28日(木)発売の商店建築12月号にディー・サインが起案した「NEXT 10 CHAIRS PROJECT」 が掲載されました。
海外のテックカンパニーをはじめ、日本でも多くのワーカーフレンドリーな企業は、オフィス改革、フレックスタイムの導入などを行っています。それらの企業は社員一人ひとりが快適に、そして心地よく働いてもらうべく、さまざまな施策を用いて社員のライフスタイルが豊かになる働き方を提供し始めています。今回はリモートワークが一般化してきた、この先の働き方、働く環境の話です。今後求められるオフィスの在り方、導入されていく仕組みとは一体どんなものなのか、一緒に考えていきましょう。
表題に掲げた「これからのワークプレイス」の指す「これから」とは、これまで新しいとされていたワークスタイルの潮流でなく、さらに先を見据えたワークプレイスを示しています。
今やワークプレイス=リアルオフィスという認識は前時代的になりつつあります。在宅からのリモートワークが一般化し、ワークプレイスはあらゆるところに存在することがわかってきました。だからこそ、オフィスはただ単に仕事をする場所でなく、オフィスという名のカフェであったり、コミュニティーハブであったり、アイデア収集の場であったりと、従来とは異なる意味を持ち始めたのです。
さらに、全世界を騒がせている新型コロナウイルスが、オフィスワークの在り方そのものを揺るがせました。それまで働き方に何の変革もなかった企業でも新しい働き方にシフトする必然性が生じ、否が応でも在宅ワークに取り組まねばなりませんでした。この未曾有の事態により、私たちは改めて物理的オフィスの必要性を問うことになったのです。
確かに作業を中断させられることも少なく、集中できるリモートワークで個の生産性は高まっていますが、対話によって生まれる相乗効果が生まれにくくなっていると感じている人も多いのではないでしょうか?日本語でいわれる「空気が読めない」「行間が読めない」という、目にも見えず数値化できない問題が浮き彫りになってきました。
数多くのオフィス構築プロジェクトを手掛けるディー・サインは、「今までと同じ状況には戻らないが、物理的オフィスが無くなることはないだろう」という結論を導き出しています。なぜならオフィスは共同体であり、地域社会的な役割が大きい社員のコミュニティーだからです。一度でも信頼という枠が形成されれば、バーチャルでやり取りできる幅は増えるでしょうが、それもフェイス to フェイスによるコミュニティーがある前提でなければ成り立たないでしょう。
今、物理的なオフィスに求められているのは、リアルに誰かと出会い、リアルにモノや情報を共有し、リアルに体験や教育する機会を与え、予期せぬ出会いや発見が生まれること。オフィスをツールとして活用することで、これからのワークスタイルがみえてきます。
リモートワークで顕著になった問題の一つに会議の在り方があります。どこにいても意見を交わすことができるウェブミーティングは優秀で便利なツールですが、会議の形態によっては、従来通りとはいかない不都合も出てきました。今後の会議室はリモートとリアルの両方で使いやすい仕組みが必要になってきます。
我々が考える、これからのオフィス構築で重要視される3つのキーワードは、「共同作業とシナジー効果」「偶発的、予期していなかった出会いと発見」「環境と設備が自由に選べる多様性」です。
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