[掲載情報]MODERNLIVINGにNEXT 10 CHAIRSを取り上げてい…
ディー・サインが起案した「NEXT10CHAIRS PROJECT」をMODERNLIVINGに取り上げていただきました。
FM(ファシリティマネジメント)担当者のコミュニケーションを目的に定期開催している「FM会」。
オンライン開催になって31回目の今回は、「位置情報サービスはどこまで使えるのか?」をテーマに、オンラインイベントを開催しました。
イベント開催に先立ち、DE-SIGNグループ内で試験導入を行い、「どこまで使えるのか?」を検証していきました。位置情報サービスを提供する複数社の中から、〈UIの使いやすさ・取得情報の豊富さ〉を鑑みて、株式会社WHEREの提供する『EXOffice』を採用しました。
様々な企業・団体のワークプレイスマネージャー(ファシリティマネジメントの担当者)が業界の枠を超えて集まるFM会。日々のオフィス運用の中で発生する課題・悩みを気軽に相談できる、コミュニケーション会として発足しました。
FM会は、皆さんの知恵が『輪』となり、継続的に『輪』を広げていくことを目的としており、毎度開催場所を変え、オフィス見学や講演などを絡めながら、DE-SIGNグループが主軸となって有意義な会の運営を行っています。
新型コロナウイルス感染症の流行を機に、オフィスの在り方は大きく変容しました。
DE-SIGNグループでは、『実際に、オフィスがどう利用されているのか?』を定量的なデータを基に分析することで、今後のオフィス戦略立案の一助になるのではないかと考え「位置情報サービス」に注目しました。
今回のFM会では、DE-SIGNグループでの試験導入結果に加え、実際に利用したサービス『EXOffice』についてWHERE社
斉藤氏に、サービス内容をご紹介いただきました。
『EXOffice』とは、WHERE社が提供する自社開発したIoTインフラ技術を強みとするオフィスソリューションです。
『EXOffice』は、オフィスユーザーの位置情報をリアルタイムで収集・共有できるサービスで、それに加えて、オフィスユーザーにとって便利な機能「座席や会議室を予約できるホテリングサービス」、「Google WorkspaceやMicrosoft365とシステム連携することによるチャット、スケジュール連携機能」、「位置情報を元にした分析機能」など多岐にわたるサービスが利用できます。
WHERE社 斉藤氏曰く、『EXOffice』のリリース当初はコロナ禍の濃厚接触者の追跡ツールとして導入が進んだが、最近ではオフィスの利用実態分析ツールとしての活用が増加傾向にあるそうです。
3ヵ月間、試験導入した結果について、【ユーザー・管理者】の2つの観点から評価させていただきました。
ダッシュボードを見れば、『誰が、どこに居るか』を把握できる事は、オフィスユーザーにとっては、便利である事がわかりました。但し、検知精度については、多少の誤差が見受けられる為、特定の席が利用されているかを確認するには不向きである事もわかりました。
続いて、管理者目線での評価です。
実際に位置情報サービスを利用した結果<出来たこと/出来なかったこと>を整理しました。
下記の点において、十分に活用できるツールである事がわかりました。
・オフィスの利用実態を客観的に把握する。
・ユーザーの属性毎に、オフィスの利用状況を把握する事ができる。
以前から、自社オフィスに対して感じていた課題点を、客観的なデータとして確認できた事で今後の改善の一助となる可能性があると考えています。
最後に設けた質疑応答の時間では、参加したオフィスファシリティ担当者の方たちから、質問が数多く寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。
(DE-SIGNグループ=DSG/WHERE社=WER:以下、回答者のみ略称を使用)
Q:採点の根拠は?
A:(DSG)オフィスファシリティに特化したソリューションを調査・紹介しているDE-SIGNグループ社員によって評価し、その平均点を算出しました。
Q:今回の課題として挙げられた、『ビーコン(受信機)が移動してしまう』に対する改善策はどのように考えているか?
A:(WER)天井に設置する方法が考えられます。
Q:DE-SIGNグループから挙げられた課題点について、WHERE社にて改善対応は予定しているか?
A:(WER)現在もユーザーから挙げられた改善要望を基に、毎月2回の頻度で新機能を更新しています。DE-SIGNグループが挙げた改善点についても、既存サービスやオプションサービスを利用し、改善する事が可能であると考えています。
Q:ビーコン(受信機)をリチウム電池式で利用する際、電池の交換頻度はどの程度か?
A:(WER)約1ヵ月程度で交換をお願いしています。また発信機については、4~5年間電池交換の必要はなく、電池交換する際は、WHERE社にて対応します。
Q:『EXOffice』を導入している企業は、どのような出社スタイルで、何を目的として導入されているのか?
A:(WER)導入背景としては、次のような目的が挙げられます。「コロナの濃厚接触者の追跡」「経営者の方が、適切に判断する為のデータ収集・分析」「オフィスユーザーが利用しやすくなる」
『EXOffice』を導入している企業は、目的と費用を考慮し、導入可否を検討されているように見受けられます。出社スタイルとしては、40%~80%の出社率のクライアントが多いです。
今回も沢山の方に参加いただき、ありがとうございました。(参加者:34名)
オンラインで開催することで、より多くの方々に気軽に、また遠方の方々にもご参加していただいています。
次回ご参加希望の方は、Contactフォームからご連絡ください。
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