14.Oct.2022第29回オンラインFM会:コロプラの感染症対策に特化したオフィスの見学会をオンライン開催

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FM(ファシリティマネジメント)担当者のコミュニケーションを目的に定期開催している「FM会」。オンライン開催になって29回目の今回は、株式会社コロプラ様のオフィス見学会を開催しました。
今回のトークテーマは「ミッションを下支えする 安心して出社できるオフィス」。2022年のオフィス移転プロジェクトの全容をお話ししていただきました。

目次

  • FM会って?
  • 気になる内容は?
  •  – 前例のない感染症対策を施したオフィス作りへの挑戦
  •  – クリエイターファーストへのこだわり
  • 感染症対策についての質問多数

FM会って?

業界の枠を超えて集まる、ファシリティマネジメント担当者の会。

様々な企業・団体のワークプレイスマネージャー(ファシリティマネジメントの担当者)が業界の枠を超えて集まるFM会。日々のオフィス運用の中で発生する課題・悩みを気軽に相談できる、コミュニケーション会として発足しました。

FM会は、皆さんの知恵が『輪』となり、継続的に『輪』を広げていくことを目的としており、毎度開催場所を変え、オフィス見学や講演などを絡めながら、DE-SIGNグループが主軸となって有意義な会の運営を行っています。

気になる内容は?

前半はご担当者の方から2022年に実施したオフィス移転プロジェクトのご説明を、後半は新オフィスのご案内をしていただきました。

ご登壇いただいたのは、株式会社コロプラ コーポレート本部 経営管理部 部長の森様。2022年2月に完了したオフィス移転プロジェクトを推進したのが、まさに森様率いる経営管理部の皆さんです。

恵比寿ガーデンプレイスから六本木にある東京ミッドタウンへのオフィス移転を決めプロジェクトがスタートしたのは、コロナ第3波が日本を襲っていた2020年12月。コロナ禍でも、「チームでのクリエイティブなモノ作りには、顔を合わせたコミュニケーションが重要」というコロプラのこだわりを貫いた結果、目指すべきオフィス環境として設定したのは、「科学的根拠に基づく最新の感染症対策を施し、出社・在宅双方の従業員が円滑にコミュニケーションをとれる次世代型のオフィス作り」でした。

前例のない感染症対策を施したオフィス作りへの挑戦

感染症対策を施したオフィス作りなんて、前例がありません。プロジェクトがスタートした当初の3ヶ月間、プロジェクトの定例ミーティングでは、感染症対策のことだけを徹底的に話し合っていたそうです。

感染症対策調査の専門家をパートナーにむかえ、従業員が個々に標準の感染予防策(手洗い・マスク)をした上で、①接触感染対策 ②飛沫感染対策 ③空気感染対策のそれぞれを実現するために必要な素材、設備、スペース設計の1つ1つを、様々な科学的エビデンスに基づき検証、検討するというプロセスを踏み、決定していきました。

また、感染症対策のために使用した素材、導入した設備、オフィスの施策は、SDGsへ貢献にもなり、建物や施設の「健康・安全性」をグローバルな基準で評価しているWELL Heatlth-Safety Ratingの取得にもつながりました。

クリエイターファーストへのこだわり

コロプラは以前からクリエイターが働きやすいオフィス作り、しかもあそび心のあるユニークなオフィス作りをしてきました。今回の移転もこれまでと同様に、「クリエイターファースト」のオフィス作りにはこだっており、①コミュニケーション ②集中しやすい環境 ③充実したアイテムのための施策やアイテムがオフィスにちりばめられています。

感染症対策についての質問多数

最後に設けた質疑応答の時間では、参加したオフィスファシリティ担当者の方たちから質問が数多く寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。

Q:前のオフィスにも温湿度管理や二酸化炭素濃度の管理をし、それを見える化されていたかと思いますが、新オフィスでも同様の管理をしていますでしょうか?
A:しています。前オフィスでも使用していた、社内で開発したシステムで全エリアを管理しています。その内容は全従業員が見えるようにしています。

 

Q:換気量の増強工事は専門会社に依頼されたのでしょうか?それともビル指定の工事会社が計算まで行って工事をしたのでしょうか?
A:必要換気量などの算出は自社で行い、工事はビル指定の工事会社に依頼しました。

 

Q:感染症対策として、各会議室に手指消毒用のアルコールや除菌シートなどを設置していますが、そういった備品の補充管理はどのようにされているのでしょうか?
A:感染症対策に限らず、備品の補充や設置している機器のトラブルがあった場合は、気付いた従業員が、全従業員に通知が行くチャットで発信する申告型で運用が成り立っています。そういう共有する文化は総務担当者としては有難いです。

 

Q:従業員の私物やノートPCを保管するロッカーのようなものも設置しているのでしょうか?
A:一切設置していません。オフィスに個人のものを置くのは“NG”としています。半年に一度は総務担当者がオフィス内をくまなくチェックし、放置されている私物は、期限を決めて持ち帰るようにアナウンスしています。

 

Q:コロナ前は家族を招いてのイベントもしていたとのことですが、コロナ禍の今、イベントはどのようなものを実施していますか?うまくいった取り組み、反対にうまくいかなかった取り組みを教えていただきたいです。
A:コロナ禍になってからは、オンサイトのイベントは実施していません。オフィス内のスタジオから動画をライブ配信したり、コロプラのグッズを従業員の家族にお贈りしたり、イベントはしていませんが、従業員の家族や外部とのつながりを持つ仕掛けは行っています。

 

コロプラではバーチャルでオフィス見学ができるWEBサイトがあり、誰でもオフィス見学ができます。下記URLよりぜひご覧ください。

https://be-ars.colopl.co.jp/lp/virtual_office/

 

また、株式会社ディー・サインがプロジェクトマネジメントを担当させていただいた事例は、下記URLからご覧いただけます。

https://design-inc.co.jp/projects/3230

今回も沢山の方に参加いただき、ありがとうございました。オンラインで開催することで、より多くの方々に気軽に、また遠方の方々にもご参加していただいています。

次回ご参加希望の方は、Contactフォームからご連絡ください。

 

カテゴリー

オフィス / 働き方 / ファシリティ/ 感染症対策

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